夫に学ぶ、お金の使い方。本を売りました。
ある朝、夫は突然に。
「今日は、『断捨離』をしようかと思って・・」
と、先日の文化の日に突然夫が言いました。
えっ。^^
「ほんとに〜?どこ?どこを片付けるの?『あの引き出し』の中をついに?!」
とワクワクとけしかける私でしたが、夫は、「うーん・・・・まずは『あの引き出し』の上を片付けようかと」
引き出しの、「上」〜??笑。そうか。斬新だな。
これが、「あの引き出し」。夫の仕事関係のものが入っています。ちなみにこの写真は、「引き出しの上が、片付いた後」の写真です。片付ける前は、本や書類がもっとたくさん積まれていました。
そもそも、真のミニマリストたる潜在的な資質を持っているのは、私じゃなくて夫のほうだと思う
私の夫はミニマリスト・・・ではありません^^ そして、断捨離にもそれほど興味がないようです。
だけど、そもそも彼は昔から物欲があまりなく、所有物は少ない。
経験(旅行とか)勉強には気前よくお金を使うけれど、以前の私のようなムダ買いがない、私から見ると「お金のエキスパート」です。
それでも、物欲がないだけに、少ない持ち物の中には、(私からみると)どうでも良さそうなものを「こだわりなく」所有している。つまり、物に対してこだわりがないゆえ、「捨てる」という選択肢もないまま、ただ持っている状態なものは結構あるような気がします。
断捨離のルール「家族に、捨てることを強要しない」というルールはだいじ。逆に私も、夫から何も強要されない。
お片づけの多くの先人がおっしゃるように、私も夫に断捨離を強要はしません。
例えば夫は、私のだらしない、ムダなお金の使い方を間近でみながら、決して良い気分のしないことも多々あったでしょうけど、ほとんど私のやり方にうるさくは言いませんでした。
だけれども、人はお互いに影響しあって生きる生き物だなあ。。とつくづく思います。私が、長い時間かかってお金の使い方のムダを自覚するに至ったのは、この夫のお金の使い方をただ間近で見ていたからです。
夫がバランスの良いお金との付き合い方を見せてくれたことで、長い時間をかけて私に浸透し、変化させてくれたのです。
もしも、夫が「とりことりはお金のムダが多すぎる!その意識を変えろ!」みたいな態度を取り続けていたら、きっと反発して、自分のやり方が間違ってるってわかってても、それを守ろうと箱に入ってしまったかもしれない。そうしたら、私自身も不幸だったと思う。
なので、「掃除が苦手・整理が苦手・物欲は少なめ」な夫に、多少は「掃除すると、仕事運良くなるよ〜^^」「不要品捨てると、何故か臨時収入があってさ〜」などと、水を向けたことはありますが、私も夫が自主的に運気アップする行動に出てくれるよう願っています。
夫もまた、私の行動を見ているうちに変わって来た。
数年前、私がとても汚いトイレを掃除したら、その数時間後に約7万円(日本円換算)もらえたラッキーなことがあり、それを見た夫は心を打たれ(笑)それ以来、家のトイレを綺麗に掃除してくれるようになりました。
それから、たま〜に、「不要品をかたづけよう!」と、主に電気関係のコードとかアダプターがごっちゃになって入っている収納ケースの中を、引っ掻き回しては「でも、やっぱりこれもいるし、これもあったほうがいいし」と、きれいにそれらをケースに戻して、という「断捨離くんれん」みたいな行事をやっていることもあります。
お祭りの予行練習?うんうん、必要だよね。わかるわかる。私も、もう着ないかもしれないお洋服を、取り出しては何度もクローゼットに戻したりする。ある日「要らないんだ」って理解できる時が来るまで、必要な儀式。
不要品を、一度にたくさんは処分できないけど、確実に、私が大事にしている考え方が、彼に浸透しつつあります。
文化の日の「断捨離・着地点」は、本の処分でした。
まあ、それで、『あの引き出し』の「中」には不要品は見つからなかった様子^^。ですが、何か物足りなさを感じたらしい夫は、本棚の整理に手をつけることにしました。
私も一緒に、もう一度本棚から本を出して改めました。私はかなり頻繁にこの作業をやります。もう趣味みたいなもの。永久保存版という位置づけな貴重な本もすべて取り出して手にとって、不要な本を判断します。(あっ。これはつまり、こんまりさんのやり方だ^^。ときめく本・・・)
写真にちらっとうつっている「セーヌ左岸で」の初版本などは今のところ手放さない予定です。「初版」にこだわってるわけじゃなく、単に内容が今読んでも魅力的だから。
- 作者: 犬養道子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
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さて、要らない本を自転車の前かごふたつ分、たっぷり売りました。売り上げ金額は2,140円。やったー^^
一番高く売れたのは、夫の、ある本。どこまでもお金の達人・・。
一番高く売れた本は800円。何?と明細を見ると、夫の、投資関係の実用書!なんてことない、ベストセラーな感じの・・。出版部数が少なめで希少だったのでしょうか。意外です。
レシートがピンぼけしてしまい、タイトルがわからなくてすみません〜。
これはもちろん、夫も予測しなかったことですが、お金をムダにしてこなかった人は、こういうラッキーポイントというか、お金からの「恩返し」があるよね〜・・・とひそかに思いました。
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