こちら、「シンプルな暮らしは幸せ」実験室

10年に及ぶ断捨離はおわった。 ミニマリストに憧れつつ、目指してはいません。

「捨てない、使う」場合について。

気に入ったものを買うのは素敵なこと。

一方で、「もういらない」と感じたものを思い切って処分するのもまた、

すっきりするものです。

 

どっちも私のこころ。

 

今日は、「A面。良いものは、捨てないで使う」場合のメリットというか、

私なりの理想を書きます。

 

ある日、ヌメ皮の表紙のシステムダイアリー(ミニ6穴) に巡り会う。

これだ!と思って欲しい気持ちがたまらなくなってしまうわけです。

その時、頭の中には、このヌメ革がつやつやとアメ色に変化していって、

ゆくゆくは、「インディ・ジョーンズの手帳」みたいに

かっこ良く古びさせたいなあ・・・

などと思いつつ、

謎の暗号文を書き留めたり(ええっ。)

考古学的な宝の地図を記したり(ふふ・・)

日々の思いついたことを書き留めたり(そうだ、そうだ)

そんなことに使おう!と、自分と約束して、購入。

 

だけども、あんなにときめいた時間は矢のように過ぎ去っていくのでした。

手に入れた瞬間から、嬉しさや新鮮さは目減りしていく。

金銭的な価値も下落していく・・。

ついには、ろくに目的を果たさないうちから飽きてくる。

あれ?これってどうしてそんなに欲しかったんだろう。。

本当に必要だったかな。

 

でも、だからと言って捨てない。飽きちゃったんだけど、使う。

これを捨てたら、何か、本当の自分に出会えるかもしれない、

とも思うんだけど、まだまだ使う。

とにかく使う。

適当に買ったのではなく、

あれだけ良く考えて買ったのだ、

とにかく使う!

 

そうこうするうちに、いつか、

「飽きた」とか、

「そろそろ新しいのが欲しいなあ」とか、

「ここの使い勝手が、イマイチだったなあ」とか、

思わなくなる。

ヌメ皮の手帳に対して何も思わなくなる。

使っている自分に対しても、何も思わなくなる。

 

何も思わないので、少々扱いもぞんざいになるかもしれないけど

とにかく使う。

 

いつのまにか、白かったヌメ皮はアメ色に変化し、

手に心地よくなじんできた。

もともと、品質は良いものと見極めて買ったのだから、

壊れる気配もない。ただ、時をきざんで古びてきただけ。

(まるで私のお肌のように・・・。)

 

そんなふうになったある日、突然、他人から

「その皮の手帳、あなたにしっくりと似合ってる。どこで買えるの?」

と聞かれたりするのだ。

 

まあ、買うならそういう買い物をしたいな、という話です。

手放してすっきりするものなのか、それとも

案外添い遂げてみれば「自分にぴったりのご縁」のものだったのか、

その辺をよく見極めたいなあ、と思います。

 

 写真は、約20年前に買ったサザビーの手帳。

数年にわたる断捨離で生き残り、今はアドレス帳として機能してます。

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想像以上の、良い感じの経年変化を見せています^^

 

買った当初は、これくらい浅い色でした。(アイテム違うけど)

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